初心者イラストレーターが悩みやすいポイントとその対策:練習時間はどれくらい必要?

ノウハウ紹介

こんにちは! フリーランスイラストレーターのオデと申します。

今回の記事では「イラストの練習時間はどれくらい必要なのか」について解説していきます。
自分が目指すイラストに近づくための日々の練習は欠かせません。では一体、どのくらいの量を、どのくらい時間をかけて、どれくらいの質で描いたほうがいいのか?
イラストの練習時間と方法は、初心者のイラストレーターさんは特に気になるポイントだと思います。

各項目でお悩みポイントの解説と、その問題に対するアプローチについて解説します。初心者イラストレーターさんに限らず、経験者の方もぜひ読んでください。

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お悩み:イラストの練習にどれくらい時間をかけるべき?

イラストレーター初心者の皆さんにとって、練習はスキルの向上において欠かせない要素です。イラストのスキルアップには継続的な練習と計画的な時間管理が必要です。

「そうはいっても、どれくらいの量を描いたらいいの?」
「練習用にラフをたくさん描いているけれど、このやり方は正しいのかな?」

このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

結論を言うと、練習方法や時間に定められたルールはありません。
もう少し言い方を変えると、自分で考える必要があります。
フリーランスの世界では特に、自分で仕事の配分を決めてスケジュールを立てる必要があります。

この記事ではイラストの練習時間と方法について、私が日ごろから意識している描き方などをお伝えしていきます。自分だけでは練習する方法も時間の目安もわからない、といった方はぜひ最後まで読んでみてください。

具体的な練習方法と時間の使い方 5選!

  1. 練習を継続する
    イラストのスキルアップのためには毎日少しずつでも練習することが大切です。
    しかし、継続するというのは難しいことですよね。ましてや三日坊主(私のことです)の自覚がある方には特に…
    「毎日練習と聞くとちょっとしんどそうだな…」と感じるかもしれませんが、ここでいう練習とは描く時間がすべてではありません。スキルアップに役立ちそうな情報を収集したり、ほかのイラストレーターの作品を研究する時間も含めます。
    それでも毎日時間を確保するのは難しいという方もいらっしゃるでしょう。その場合は無理をせず、お休みと割り切った時間を作ることも大切にしてください。
    「今日は2時間ラフを練習しよう!」
    「昨日たくさん練習したから、今日は1時間くらいで色塗りの講座を探して見ようかな」
    このように、練習に取り組む時間を決めたほうが集中力を保ちやすく、自分のプライベートの時間も確保できます。
  2. 特定のスキルに集中して練習する
    イラストは様々な要素で構成されています。人体ひとつにしても顔のパーツや髪型、等身のバランスやポーズなど…。
    これらを短期間でマスターしようというのはあまり現実的ではありません。プロのイラストレーターたちも初心者から3日や1か月であの域に達したわけではありません。彼らはもっと時間をかけてイラストに向き合っています。
    全体のクオリティを上げたい気持ちはとても分かりますが、まずは特定のスキルやテクニックに焦点を当てて練習ましょう。顔のパーツのバランスをひたすら練習すると決めたら、角度を変えてもバランスが崩れないことを目標に練習する。手の描き方を練習すると決めたら、どのような角度でも骨折していない手を描くことを目標にする。
    目標を設定するのが大切なのであって、必ず達成しなければいけない ということではありません。イラストは追及するときりがないので、それでは他のスキルアップに手が回らなくなってしまいます。他のスキルアップのための体力を残すことを考えてペース配分しましょう。
  3. 写真や画像を活用する
    頭の中でイメージしているものを実際に描き出してみると、細部の認識が曖昧だったり全体の把握ができていなかったりする、という発見があります。
    そんなまさか、と思う方は今から何も見ないでやかんを描いてみてください。扇風機でもいいです。正確に描き出すことができた人がどれくらいいるでしょうか?
    周囲の風景や対象物をスケッチしたり、写真を参考にしたりすることで、観察力やディテールの把握力を鍛えることができます。
    人体デッサンが苦手な方は自分の姿を全身鏡で見ることもおすすめです。3Dポージングアプリを活用するのも一つの手段ですね。
    まずは直立姿勢、次に座っているポーズ、次は歩いている様子…と、これも一つ前の項目で解説した特定のスキルに集中する方法を活用してみてください。
  4. ちょっと難しい(苦手な)テーマに挑戦する
    「髪の毛の流れは結構上手くなった!昔のイラストと比べても実感できる!」
    「身体のバランスの取り方が上手くなったって仲間から褒めてもらったよ!」
    おめでとうございます! あなたはその域まで到達したのですね!
    自分だけでなく他者から実力を認めてもらえるというのは、イラストレーターだけでなくすべての仕事や特技において最も大切なことです。自分が目標としていたレベルまでスキルアップできたら、次はあえて自分が苦手としているテーマやスタイルにも挑戦してみましょう。
    「髪の毛は練習したけど、人の体を描くのはまだ苦手で手をつけてなかった」
    「細かいパーツを描くのがまだ苦手なんだよね…」
    そういった方にはぜひ取り組んでもらいたい練習方法です。
    新しいことにチャレンジすることで、スキルアップが加速し、あなたの作品に磨きがかかり味が出ます。
  5. 作品を発表し、他人に見てもらう機会を作る
    現在はSNSが発展し、使っていない人が少ないほどになりました。この文明の利器を使わない手はありません
    Twitter(現:X)やInstagram、そのほかのイラストオンラインコミュニティなどで作品をシェアし、他のユーザーに自分のイラストを見てもらいましょう。練習している様子や描いた作品を積極的にシェアするといいですね。また、時々過去の作品を振り返ったり最新の作品と併せて発信したりすると、第三者から見ても成長の具合が分かりやすいです。
    いいね!の数にこだわりすぎるのはよくないですが、コメントやリプライで得た評価から新たな視点や改善点を得ることができます。うまく活用していきましょう。

おわりに

いかがでしたか? 練習方法についてのお悩みを解決に近づけることができたでしょうか。
練習時間は日常生活やプライベートの時間を考慮して決める。
練習内容は一つのスキルに絞って取り組む。
頭の中のイメージに頼らず実物(写真)を参考にする。
スキルアップを実感できたら、ちょっと難しい課題に挑戦する。
自分のイラストを人に見てもらう機会を積極的に作る。
このような方法は比較的実践しやすく、継続しやすいのではないかと考えています。三日坊主の私も取り組んできた内容です。間が空いたことはありましたが…

最後の項目の解説を読んで
「自分のイラストを見てもらうのはいいけれど、批評されるのが怖い…」
とお悩みの方は、ぜひ次回の記事を読んでください。
次回の記事はメンタル面のサポート方法について解説していく予定です。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。また次回の記事も読んでいただけると嬉しいです!

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